英国暮らしのなぞ

iwayou2009-02-05

イギリスに暮らす人は必ずさまざまな困難に直面します。日本では当たり前のようにスムーズに済む手続きが、なかなかうまくいかなかったりするからです。
代表的なのが銀行口座の開設です。日本ではその場で10分で開設できたりしますが、こちらでは住所証明が必要で、でも銀行口座が無いと家の契約ができなかったり…と移り住んだばかりの外国人にはなかなか大変なのです。幸い私はリファレンスレターとワークパーミットで比較的あっさりと、デビットカードも小切手も使える口座を作れたのですが、クレジットカードはまだ作れていません。この国でまだ信頼が無いからです。
さて、銀行口座を開設して2ヶ月後、突然銀行から電話がかかってきました。「クレジットカードを作ることに興味はおありですか?」と。カード社会ですもの、もちろん作りたいです。ちょうど新しい銀行口座に2回目の給料が振り込まれた日でしたから、「私もやっとこの国で定収があるという信頼を勝ち取ったか」と思いました。「面接の予約をいれますか?では来週の木曜に」と面接は1週間も先でしたが、二つ返事でお願いしました。
面接当日、「電話をいただいて、クレジットカードを作りたいんですけど」と言うと、担当の方が私の情報を入力し、過去の取引情報などを本部に問い合わせしているようです。「どんな種類のカードが作れますか?」「システムに問い合わせてみないとわかりません。」ということは、君はただ入力するだけの人材なのか・・・と思っていると、本部から返答の電話がなりました。
「お客様は口座を開設されてから2ヶ月しかたっておらず、4ヶ月たたないと作れません。4月にもう一度きてください。」
えっ・・・電話もらったから来たんですけど?
4ヶ月たたないと作れないって、そんなことも最初からわからないの?何のための面接だったのか、いまだに謎のままです。もしかして、定期的にお客様と接するきめ細やかなサービス、なのかしら?