イギリスって国は

私の場合EUフェローシップで留学するため、「EUと受け入れ大学が契約を結ぶ→大学が雇用手続きをする(大学が労働許可証の発行を英国内務省に申請)→労働許可証を提出して就労ビザを申請」という手続きが必要です。
EUから審査結果が来たのが12月。それには「4月からはじめたい人は、1月中旬までに手続きしてね。3月頭には最終契約です」と威勢のいいことが書いてある。「おお、手続きにやたら時間がかかるEUもシステムが変わったのか、テキパキやるようになったんだね。じゃあ4月からにしちゃう?」なんてPaul(受け入れ先の先生)も言っていたけれど、ビザのことなども考えて、余裕を持って6月からということでEU-大学間の手続きをしたのが1月頭。
3月末までEUから連絡なし。問い合わせのメールには「イースターホリデーが終わったら。たぶん4月頭になると思います」と。この時点で1ヶ月遅れです。4月から始めることができた人はいたんでしょうか。
そして最終契約が済んだのはやっぱり更に遅れて4月中旬。まあこのぐらいの遅れは想定内です。結局7月からに変更することに。
ようやく手続き2段階目に入って「大学の人事課の○○さんから連絡行くから」とPaulからメールが来るも、その人事課からは2週間音沙汰なし。その後何度もメールを送っているのに、全く進まない…。労働許可書は申請してから発行までもそれなりに時間かかるだろうけど、申請前に謎の時間のかかりっぷり。Paulからも催促してもらったら、いま準備中と言っていたそうだけど、いったい何の準備に1ヶ月もかかるというのだろう。
イギリスって国は、役所や銀行、サービス業などの対応が最悪とはよく聞くけれど、大学事務もやっぱりのようです。渡航するのは、いったいいつになることやら…。
ちなみにイギリスでPDするために考えられる主なフェローシップは、日本学術振興会海外特別研究員、The Royal Society Incoming Fellowships -Asia、EU Marie Curie Incoming International Fellowships (私はこれ)です。