天売

iwayou2008-06-09

週末は研究室のメンバーが長期フィールド調査に入っている天売島に遊びに行ってきました。
バードウォッチングの楽園、直前にはムギマキも出たらしいが、私たちが行ったときはあいにくの天気。どんより/しとしと雨の中を歩き回りました。島めぐり鳥見のときは雨・霧・鳥いない、の極悪な状況の中、Oは双眼鏡の使い方もままならない初心者なのに、うんざりな顔をすることもなく楽しんでいたよ(?)。いい素質を感じます(Mの)。
天売ではありふれた鳥だけれど、大好きなノゴマに逢えたので満足です。潅木のてっぺんで一所懸命さえずる目立ちたがり屋さん。さえずると膨らむ喉の部分がきらきらした綺麗な赤で、いつ見ても良くできたデザインだなあと思います。ウトウがぶんぶん大きな音を立てながら集団で帰巣してくる様子も圧巻でした。
最終日はかろうじて晴れて暖かく、崖を下って海岸からモニタリングサイトを見ることができました。写真はウミネコの雛。時化たら波をかぶりそうなところで繁殖していました。無事に巣立てるのだろうか。

函館に戻ったらイギリスから連絡があり、ようやくEUからの契約書が再発行され経理課を通ってこれから人事課が労働許可証の申請手続きに入るとのこと。順調に進んでおくれ、と願うばかり。今週はRoyal Societyの国際共同研究事業の申請締め切りもある。これは向こうの先生が申請してくれるので私は日本側の書類をサポートするだけで良いのだけれど、日本での野外調査にかかわるのでぜひ通って欲しいところ。